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【体験談】3年ぶりの育休明け復帰。年子育児で不安だった私が前向きになれたきっかけ

育休明けの復帰に不安を抱えた年子ママのリアルなストーリーのアイキャッチ画像

【体験談】3年ぶりの育休明け復帰。年子育児で不安だった私が前向きになれたきっかけ

目次

育休明け、3年ぶりの職場復帰。私の不安と葛藤

育休明けの不安って、やっぱり仕事と家庭の両立ができるかが一番大きいと思います。

子どもがまだ小さいうちの職場復帰。
頭では「頑張らなきゃ」ってわかっていても、心がついていかないことってたくさんあります。

2人連続で育休をとっていたので、実に3年ぶりの仕事復帰。

さらに、年子育児での職場復帰。体力的にも気持ち的にも予想以上に大変でした。

今日は、そんな私のリアルな気持ちと、少しずつ乗り越えられたきっかけについて、体験談を書いてみたいと思います。

保育園デビューは親にとっても試練だった

「仕事についていけるかな…」という不安

職場復帰を前に、ずっと不安だったのが「ちゃんと仕事についていけるのかな」という気持ちでした。
3年というブランクは思った以上に大きくて、頭の中で「昔みたいにできるかな」「迷惑かけちゃうかも」と、ぐるぐる考えてしまっていました。

そして実際に復帰してみると――時代が、思っていた以上に変わっていたんです。

私が休職に入った頃は、ChatGPTなどの生成AIはまだあまり使われていませんでした。ところが、復帰してみると「わからないことはまずAIに聞いてみる」「仕事の効率化に活用するのは当たり前」といった空気に一変。

周りは自然に使いこなしているのに、私は「まず使い方に慣れなきゃ」とそこからのスタート。変化の波に乗り遅れていた感覚に、焦りを感じる日々が続きました。

それだけじゃありません。

2人同時の保育園デビューは、想像以上にハードで、いつ園から呼び出しの連絡が来るかという緊張感の中で働く毎日。ようやく1人が元気になったと思ったら、もう1人が体調を崩し、そして最終的には自分もダウン…。

「仕事に行っても、会社を休んでばかり…」と自己嫌悪にもなりました。

やっとの思いで出社しても、“育児モード”から“仕事モード”への切り替えがうまくいかない。集中力も続かず、頭も体もついていかない。そんな自分が情けなくて、悔しくて、何度も心が折れそうになりました。

でも今は、こう思うようにしています。

完璧じゃなくていい。少しずつ、今の自分なりに歩いていけばいい。

働く環境も、自分自身も、以前とは違う。それを受け入れながら進めば、ちゃんと前に進める日がくる――
そう信じて、今は一歩ずつリズムを取り戻しているところです。

「下の子がかわいそう…」と自分を責める日々

育休明けを迎えるにあたって、心に引っかかっていたことの一つに、下の子の保育園入園のことがあります。

上の子は3歳近くまで一緒にいられたのに、下の子はまだ1歳ちょっと。歩きはじめたばかりで、言葉もまだほとんど話せない。そんな小さな子を毎日預けることに、罪悪感で胸がいっぱいになりました。

「まだ抱っこしてほしい年頃なのに…」
「せめてもう少し一緒にいてあげたかった」
「上の子と比べて、この子は寂しい思いをしてしまうのかな」

そんなふうに考えては、自分の働く選択が間違っているんじゃないかと、自分を責めてしまう日々。誰に責められたわけでもないのに、勝手に「母親としてどうなんだろう」と悩み続けていました。

それでも、現実は待ってくれません。

「育休明け」「年子育児」「保育園同時入園」――このタイミングでの復帰は、自分でもわかっていたけれど、精神的なハードルはとても高かった。

でも、子どもは思っていたよりもずっとたくましくて。
泣きながらも、先生に抱っこされて園に入り、少しずつ笑顔を見せてくれるようになって。
「この子なりに頑張ってるんだな」って思えたとき、やっと自分の心も少し軽くなりました。

まだまだ「かわいそうかな…」と心が揺れる日はあるけれど、今は「子どもが“かわいそう”なんじゃなくて、“がんばってる”んだ」と捉えるようにしています。

そして、帰ってきたときにたっぷり甘えさせて、ギュッと抱きしめて、「大好きだよ」と伝える。
それが、今の私にできる精一杯の愛情表現です。

2人の子どもの成長に、私も少しずつ前向きになれた

毎朝の登園は、涙、涙の連続でした。
特に下の子は、まだ1歳すぎ。小さな手でしがみついて離れようとしない姿を見るたびに、「こんなに泣かせてまで、私は働くべきなんだろうか」と、心が揺れていました。

でもある日、保育園の連絡帳にこう書かれていたんです。

「朝は涙でしたが、そのうち落ち着いてきて、○○ちゃんと仲良く座ってブロックで遊んでいました。」

それを読んだ瞬間、涙が出るほどホッとしました
「下の子もちゃんと、少しずつ自分の世界を広げているんだ」と感じたんです。
親が思っている以上に、子どもはちゃんと適応して、育っているんだなと。

お迎えに行くと、最初のころは安心したのか、その場で泣き出してしまう日もありました。
でも今では、私や夫の顔を見ると、部屋のどこにいても全速力で駆け寄ってきて、ぎゅーっと抱きついてくれるようになりました。

一方で、上の子にも意外な変化がありました。

保育園に通う前の1年間、上の子は週1回の一時保育を利用していて、集団生活やお昼寝にも慣れているはず。
だからこそ「比較的スムーズに慣れるだろう」と思っていました。

…ところが、その予想は大きく外れました。

大好きだった前の先生との別れや、毎日通うという環境の変化もあって、朝の別れ際に大泣き。
数日は続き、ようやく登園に慣れてきた頃にも、「寂しい」「一緒にいたい」「抱っこして」が増えました。

よく考えれば、まだ3歳。人懐っこくて明るい子でも、毎日親と離れるのは寂しくて当たり前なんですよね。
保育園での出来事も、最初の1ヶ月くらいはほとんど話してくれず、こちらも聞きすぎないように気をつけながら、連絡帳をヒントに「今日はダンゴムシ見つけたんだって?」と声をかけたりしていました。

しばらくは反応が薄い日もありましたが、ある日突然、

「〇〇ちゃんとおままごとしたの」
「〇〇ちゃんとおてて繋いでお散歩したよ」

と、楽しそうに話してくれたときの嬉しさは、今でも忘れられません。

それでも「抱っこして〜」はまだまだ多いけれど、上の子なりに新しい環境で頑張っているんだなと思うと、今はできるだけたくさん甘えさせてあげたいなと思っています。

2人とも、それぞれのペースで新しい世界に向かって進んでいる
そんな姿に、何度も何度も励まされてきました。

保育園での毎日は、子どもたちにとっても、社会の中で生きる力を育んでいく時間。
そして、その成長のそばで寄り添えることが、今の私にとっての大きな支えになっています。

私が意識している3つの“保育園ルール”

保育園生活が始まってから、私自身が心がけていることがいくつかあります。
小さなことだけど、毎日の積み重ねで子どもたちの気持ちが少しでもラクになるなら…という思いで続けている、私なりの“保育園ルール”です。

1. 「頑張ってね」よりも「楽しんでおいで」

朝、登園するときにかける言葉は、とても大切だと思っています。

つい「頑張ってね」と言ってしまいそうになるけれど、保育園は“頑張る場所”じゃなくて、“楽しく過ごす場所”であってほしい。だから私はいつも、「楽しんでおいで!」と笑顔で送り出すようにしています。

そして、ぎゅっとハグ。そのひとときが、子どもにも私にも、前向きな気持ちをくれる気がしています。

2. 「余裕のある時間」は、心にも余裕をくれる

朝の時間って、本当にバタバタですよね。
でも、時間に追われると、子どものペースを待てなかったり、焦りの気持ちが表情に出てしまったり…。

だから私は、時短勤務で職場復帰することを選びました。
お迎えの時間、就寝時間を無理なく守れるように。
「この時間に連れていかないと」「寝かしつけが遅れちゃう」そんな気持ちに毎日追われるのは、私にも子どもにも負担が大きかったからです。

時間に余裕があると、ちょっと道草をしても大丈夫と思える心の余裕が生まれます。
その穏やかさが、子どもたちにも伝わっているといいなと思っています。


3. 前向きな言葉をかける

お迎えのときは、つい「今日どうだった?」と聞きたくなるけれど、私は「楽しかった?」と聞くのはプレッシャーにならないかな?と気になることもあります。

だから最近は、「どんな遊びしたの?」「おいしいもの食べられた?」など、子どもたちが自由に話しやすい問いかけを意識しています。

子どもが「今日はこうだったよ」と話してくれるときはもちろん、何も話したくなさそうな日は、ただ「おかえり〜」と笑顔で迎えるだけ。
前向きな言葉や空気感で、子どもたちが安心して一日を終えられるようにしたいなと心がけています。

最後に:同じ不安を感じている方へ

育休明け、職場復帰――
このタイミングって、思っていた以上に気持ちが揺れる日々の連続でした。

「ちゃんと働けるかな」
「子どもは大丈夫かな」
「周りに迷惑をかけないかな」

そんなふうに、不安と焦りが交互にやってきて、自信を失いそうになることもたくさんありました。

でも今、ふと立ち止まって思うのは、この子たちと一緒にいられる“今”って、本当にかけがえのない時間なんだなということです。

仕事でうまくいかない日があっても、育児と仕事の切り替えに苦戦していても、家に帰って、子どもたちと一緒にご飯を食べたり、帰り道に「今日さ、〇〇だったんだよ〜」って笑いながら話す、その瞬間に救われます。

「この子たちがこの年齢で一緒にいてくれるのは、今だけなんだ」
「来年の今頃は、またちょっとお兄ちゃん・お姉ちゃんになってるんだろうな」

そう思うと、今このときが、とても貴重で、とても愛おしく感じるようになりました。

仕事でミスしても、仕事モードに戻れなくても、「私は今、ちゃんと幸せなんだ」って思える存在がいてくれるから、また頑張れる。

日々の中で、小さくても確かにある“幸せ”に気づけたら、とっても大きな力になってくれると思います。

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