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【実体験】30歳まで貯金ゼロだった私が、家計を立て直した5つのステップ

30歳まで貯金ゼロだった私が家計を見直して貯金体質になれた実体験記事のサムネイル

「気づいたら、手元に数万円だけ」

そんな状況に、焦りながらも見て見ぬふりをしていた私。でも30歳のある日、ふと「このままで大丈夫?」と不安が押し寄せてきました。

30歳で奨学金を返し終え、家計管理を見直して貯金体質へと変わったリアルな体験談と、無理なく実践できた5つの工夫をご紹介します。

目次

【はじめに】貯金ゼロ、気づけば30歳──このままで大丈夫…?

悩む後ろ姿の女性

30歳になる少し前、ふと自分の銀行口座を見て「これはヤバいかも」と思った瞬間がありました。

手元に残っていたのは、数万円だけ。
そこから先の給料日まで、何とかやりくりしなきゃ、と焦る日々。

思い返せば、奨学金の返済と、旅行や飲み会といった「今が楽しければいいや」というお金の使い方をしてきました。
将来のことや貯金のことなんて、正直あまり考えていなかったんです。

独身だった当時、「家族を守る」といった明確な責任はありませんでしたが、

「このまま年齢だけ重ねて、お金はずっとこのまま?」
「将来、何かあったときどうするの?」

そんな漠然とした不安が、心にじわじわと広がっていったのを覚えています。

そして、「このままじゃまずい。何かを変えないと」と思い、ようやく家計と向き合うようになりました。

そんな私が、試行錯誤しながら貯金ゼロから家計管理を見直し、“貯められる体質”へと変わっていった実体験を、今回はご紹介します。
同じように不安を感じている誰かの、ちょっとしたヒントになれば嬉しいです。

STEP1|まずは現実を直視!家計簿アプリで“見える化”

家計簿アプリを使って支出を確認する様子

家計を立て直すには、まず「今どこにいくら使ってるのか?」を把握しないことには始まりません。

ただ、当時の私はレシートを取っておく習慣もなければ、家計簿アプリも使っていませんでした。
なんとなく「今月ちょっと使いすぎたかも」と思っても、感覚でしかわからない。

そこで始めたのが、家計簿アプリの導入。

まずは「マネーフォワードME」というアプリを入れて、銀行口座やクレジットカード、電子マネーを連携。自動で出入金が見えるようにしました。

正直、最初はかなりショックでした。

「こんなにコンビニで使ってたのか!」
「え、毎月こんなに飲み代に使っていたんだ」

現実を突きつけられる感じ。でも、それが必要でした。

数字で「見える化」されると、自分が何にどれだけお金を使っているのかが明確になります。

飲み会は仲の良い友人たちと思い切り楽しめる場として、無駄だとは思っていませんが、収入の中でこんなに使っていたんだと現実を知ることができたのは大きな一歩でした。結構使っているとは思っていましたが、実際の数字になると本当にびっくりしました。笑

STEP2|予算をざっくり設定!ムリなく使えるお金の枠をつくる

自宅で家計簿アプリを開いて家計管理をしている女性

家計を“見える化”して「無駄遣いしてたなぁ」と落ち込んだあとは、「じゃあ、どれくらい使っていいのか?」を決めてみました。

でも最初は、ガチガチにルールを決めると挫折すると思ったので、ざっくりとした予算ルールを作るところから始めました。

私が当時立てた目安は、こんな感じでした。

家賃・光熱費:固定だからあまりいじらない

食費:3万円以内(独身時代なのでこの目標金額)

外食・交際費:月2〜3回に絞る(1万〜2万円)

貯金:まずは月1万円からスタート

最初は「これで足りるかな?」と不安もあったけど、予算を超えても誰に迷惑をかけるわけでもないから、気軽にやってみよう!という軽い気持ちで始めました。

少しずつですが「これは本当に必要?」と一呼吸おく癖が少しずつついてきました。

貯金は“余ったらする”じゃなく、“最初に取り分けておく”方式に変更。

この「先取り貯金」にしたことで、やっとお金が残るようになりました。先取り貯金が結構楽しくて、今月残った分で、来月の先取り貯金多くしちゃおう!という感じで、貯めることが楽しくなってきたのもこの頃でした。

ポイントは、「ムリしすぎないこと」と「完璧を求めないこと」。

守れない月があっても、また戻ればOK。

それくらいの気持ちで、ゆるく続けることを大事にしました。

STEP3|固定費の見直しで月1〜2万円カットに成功!

予算を決めて、少しずつ先取り貯金も増えてきた頃、「もっと効率よくお金を残すには?」と考えて、固定費の見直しに取りかかりました。

実際に見直したのはこんな項目:

スマホ代:大手キャリアから格安SIMに変更(月8,000円→2,000円台に)

サブスク:時々しか読めていなかったKindle Unlimitedなど

銀行口座・カード:楽天に統一して管理しやすく

保険:なんとなく入っていた保険を解約し、独身の当初は保険なしに

このあたりを見直すだけで、毎月1〜2万円くらいは固定費をカットできました。

固定費って、「一度決めたら毎月ずっと出ていく」お金なので、ここを減らせると、収入が増えたのと同じくらい効果大でした。

正直、解約するのも面倒だし、銀行口座の整理も本当に手間でした。けど、やってみると「あれ、もっと早くやればよかった」と思えることばかりでした。

固定費を整理することで、長い目で見たときに節約効果もあるし、今後のお金の管理も楽になったので、あの時の頑張りは無駄じゃなかったと思います!

STEP4|「できた!」を積み重ねて、お金に前向きに

最初は「お金を貯める=我慢ばかりでつらいこと」だと思っていました。

でも、“ちょっとずつ貯まる”という小さな成功体験が積み重なっていくと、だんだんと「もっとやってみよう!」という前向きな気持ちに変わっていきました。

たとえば…

給与日に1万円を先取り貯金→3ヶ月後に通帳を見て「おっ、増えてる!」とうれしくなる

「今日はコンビニに寄らなかった!」→自己管理できたという満足感

さらに印象的だったのは「一日1円も使わずに過ごせた日」の達成感。

お弁当を作って会社に持参、飲み物もマイボトル、寄り道せずに真っ直ぐ帰宅。
一日を0円で終えられた日は、「今日、私頑張ったじゃないか!お金を使わなくても生活できるのね!」と満足感があったんです。

もちろん、毎日これだとつまらなくなってしまうけど、週に何日かでも“0円の日”があると、それだけで励みになる。
それが積み重なると、「私、お金の管理できてるかも」という自信にもつながっていきました。

あとは、「頑張った月にはちょっと良いアイス買ってOK」みたいな“ご褒美ルール”も、継続のモチベーションとして大切でした。

STEP5|お金の使い方を“未来基準”で考えるように

家計を見直し始めてから、「今すぐ欲しい」ではなく「未来の自分に必要かどうか」でお金を使うようになりました。

たとえば、以前は…

・疲れているから外食に使う
・ATMで何度も引き出して手数料を無駄に払う

こういった後先あまり考えない支出が多かったんですが、立て直しを意識するようになってからは、

「外食1回我慢すれば、未来の旅行代に1,000円足せる!」
「手数料=未来の自分の時間とお金を減らすもの」と意識する

…といったふうに、“未来を基準に”判断するクセが身についてきたんです。

特に大きかったのは、自分の価値観を整理できたこと。
「本当にお金をかけたいものは何か?」
「どんな未来を送りたいのか?」を考えたとき、ただ“節約”するだけでなく、“納得できるお金の使い方”を意識するようになりました。

結果的に、お金を『減らさないように守るもの』ではなく、『未来をつくるための道具』として捉えられるようになった気がします。

最後に

一歩ずつでも、自分と向き合えば変われるんだと実感しています。
この体験が、同じような不安を抱える誰かの「はじめの一歩」になれば嬉しいです。

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